ディズニーワールド・ハネムーン その42
この日の気温は本当に低かった。
フロリダの気候は温暖だと聞いていたのはどうやら間違いだったようだ。
日本の冬と同じくらい寒かったのでそう確信した。
ショーを見ている間にオイラ達の身体は冷えきっていたので、慌てて暖かい場所に避難することに。
せっかくなのでパンフレットにディスコパーティ会場と書かれていたレストラン「Cosmic Ray's Starlight Café」に温まるついでに潜入する。
レストランの一画がディスコ会場になっていて70年代の宇宙人のイメージような格好のお姉さんが小さめのステージでDJを努めていた。
今のところ踊っているのはちびっ子だけのようで、限定イベントのテーマのプリンセスかジャック・スパロウの扮装をしている子たちが大勢いてとても可愛い。
とにかく暖まろうと暖かい紅茶とサラダを購入してディスコの前にあるテーブルに着き妻と二人でサラダを食べ終えた頃には会場内にリロとスティッチが登場してキャラクターと一緒に踊れるようになっていた。
小学生くらいの女の子達はリロと楽しくフラダンスなどを教わりながら踊って満足そうであったが小さい子供達はどうしてもスティッチが良いらしく我先にしがみついて離れない。
スティッチは登場したレストランの入口から一歩も動けないまま困っている様子を見せていたのだが、そのうちにちびっ子達の隙をついて逃走し、それを追い掛けるちびっ子達とディスコ会場の回りをぐるぐると追っかけっこを始めていた。
微笑ましいねと眺めているうちにそのスティッチがいつも見掛けるものとバージョンが違うことに気が付いた。
オレンジの宇宙服を着ているし、頭に角が生えていて手足の数が合わせて六本ある。
ここのスティッチは変身前のものだ。
珍しいので記念撮影をお願いしたかったけれどもこの様子ではとても無理そうだったので諦めた。
しばらくするとチークタイムになり大人も参加し始める。
オイラ達ダンスは出来ないため彼らを眺めながら良いムードでゆったりと時間が流れていくのを楽しむことにした。
ここでかなり長く休憩をとりパイレーツ・プリンセスパーティ限定のパレード「Disney's Enchanted Adventures Parade ディズニーのエンチャンテッド アドベンチャーパレード」の開始時間20分ほどまえに暖房の効いたレストランを出てパレードルートの観賞場所を探しつつシンデレラ城前に移動した。
最前列に近い場所を確保してパレードを待つが開始時間を過ぎてもなかなか来ないので寒い中妻と震えながら待ち惚け。
昨晩もよく見掛けたのだが、こんなに寒いのにアメリカ人の観客の中には薄着のままの人が結構いたので驚いてしまう。
彼らはアバウトだから冬物の服をあらかじめ準備する面倒臭さよりは寒くても我慢できるということなのだろうか??
パレードは開始予定時間から30分近く経ってからようやく先頭が見えた。
おおっ、ホンモノの馬に乗った騎兵隊が先頭グループで登場してくれていた。
来るのが遅れたのはこんな寒い夜中に行進させられるのをこの馬が嫌がっていたせいかも・・・。
通常のパレードと進行方向が逆なのだがTDL慣れしているオイラ達にはお馴染の方向からやってきていた。
続いて七人の小人がユーモラスな感じに徒歩で登場。
どうやらこのパレードもキャラクターが歩いて来るパターンが多いようだ。
プリンセスのパレードではプリンスがエスコートしていて彼らはさすがに馬車やフロート(山車)に乗っている。
その中に珍しく人間の姿をしたリトルマーメイドのアリエルがいたことを妻がオイラに教えてくれた。
妻はかなり注意深く見ていたようだ。
続いてやってきた海賊船の船首側にはデイビージョーンズが、マストの立つ見張り台にはみんなが待っていたキャプテンジャック・スパロウが乗っていた。
ここで観客達もテンションは最高潮に。
「ジャック!ジャック!」と叫ぶ黄色い声が多く聴こえたのでオイラもそれに倣う。
アメリカでもやはり人気者だ。
パイレーツ繋がりでピーターパンといったキャラクターも徒歩で来ていたが、フック船長達まで徒歩でやってきていた。
パレードの最後尾はミッキー達一行の乗る巨大シャンデリアフロートで華やかに通り過ぎるのを見送ると身体が再び冷えきっているのに気付きオイラ達は再びさっきのレストランに戻ってしまったのだった。
つづく
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